ドラマ「ディア・シスター」の動画が1話から無料で視聴できる配信サービス

私にも妹がいますが、妹は私にないものを持っており、羨ましく思うことがあります。なので葉月の気持ちが少なからず理解できて、より感情移入していたと思います。
姉の葉月はすごくまじめで不器用、妹の美咲は天真爛漫で甘え上手と、全然性格が違うので凸凹感が際立っているなと思いました。その姉妹を松下奈緒さんと石原さとみさんが演じられていましたが、すごくぴったりでした。
登場人物の中でも店長が可愛く、葉月に対してとても一途なところが好きでした。ハチも美咲のことが大好きで親友として一緒にいたのに、次第に男を見せ始める姿はきゅんきゅんしました。
それにハチが美咲のお腹の子を本当に自分の子のように思っていて、2人のことをすごく大事にしていることが伝わってきて素敵だなと思いました。ハチと美咲のような関係性はすごく憧れます。
葉月も美咲も宗一郎のことが好きでしたが、私はあまり好きになれませんでした。そもそも既婚者だったし、美咲と一緒にいたいからとはいえ、美咲のお腹の子のDNA鑑定がしたいと言い出した時にはすごく腹が立ちました。
姉妹2人の溝を作っていた美咲の葉月への嫌がらせともとれる今までの行動の理由がわかって、美咲も本当に大好きな人へは不器用になってしまうんだなと可愛く思いました。

とにかくディアシスターに出ている深沢美咲（石原さとみ）がかわいいです！あの天真爛漫で自由奔放なキャラクターに惹きつけられます。ひとが生きていく上で、“したいことをするべき“という考えをもつ美咲とは正反対な姉・深沢葉月（松下奈緒）は堅実で安定志向。葉月は以前のわたしと似ていました。みなさんも経験はあるんじゃないでしょうか。やりたいことがはっきりしているのに、世間体やお金などを言い訳にして、「また今度」・「今はとりあえずやめておこう」と言って何年も経ってしまう。もしくは家族や親が反対するからあきらめてしまう。葉月は典型的なそのタイプで、かなり自分と重なり、心を打たれました。思い立ったが吉日とはまさにその通りだと思わせてくれるようなドラマです。そんな悶々としている葉月を妹・美咲が「なんでやりたい仕事をしようと思わないの！？」と奮い立たせるシーンがかなり印象的でした。まさに以前まで安定志向で当時の仕事に満足せず、つまらない毎日をおくっているわたしに向けて言われているような気持ちで、「このままではいけない！」と思わせてくれました。このシーンを見たことで、わたしの人生は前向きに動き出した気がします。たしかに、安定した収入や親・家族の意見もたいせつだと思います。でもそこで思考停止して、現状維持を続けるのではなくて、その中間点を模索していくことも大事なのではないでしょうか。人生で大切なことを教えてくれる、素敵なドラマだと思いました。

何年も前のドラマですが、とても印象に残っています。
いかにも長女気質の松下奈緒演じる葉月と、対照的にいかにも末っ子という自由奔放な石原さとみ演じる美咲のそれぞれの恋愛や、予想外に起こる妊娠や病気の発覚などをともに乗り越えてどんどん姉妹の絆が深まっていく姿がとても記憶に残っています。自分自身も２人姉妹の末っ子のため、いろいろ重なり合わせて見ていたように思います。
ドラマの後半では美咲のとっていた行動が姉を想うが故の行動だと徐々に分かってきて、全ての伏線が繋がった時にはすごくスッキリしてその愛情にほっこりしました。
その中でも特に注目して見ていたのが、美咲の親友である岩田剛典演じる永人との恋の行方でした。
美咲のことがずっと好きなのに、『ゲイ』だと嘘をついて親友でいる永人がだんだん感情を抑えられなくなっていく姿がとてももどかしく、とてもお似合いの二人なので美咲は早く永人の気持ちに気づかないかな、早く２人の恋が実らないかな…と思いながら見ていました。
最終的に２人のすごく幸せな姿が描かれていたので、すごく嬉しかったのを覚えています。
そして、平山浩行さん演じる陽平と葉月の恋も無事に実り、最終回ではとても納得のいく結末になり、最初から最後まで楽しく見ていられたドラマでした。

病気のことと妊娠のことを隠して葉月と生活する美咲が「死ぬまでにしたい10のこと」をやり遂げていくところが見所です。
大きな隠し事があるのに健気で天真爛漫に周りを振り回す美咲のキャラクターが印象的ですきでした。
そんな美咲に振り回される葉月と姉妹喧嘩をするシーンはいつも面白かったです。
死ぬまでにしたい10のことの中には、自分のことだけじゃなく葉月のことも書かれてて姉妹愛を感じました。
葉月のために陽平と恋をさせようと必死に行動する美咲の健気さが可愛かったです。
妊娠していてお酒も飲めないのにキャバクラで働いて願い事である「2400万貯金」をしようと無茶な行動に出る美咲が、お店で人気になっていく展開が面白かったです。
喧嘩の時も口が達者な美咲にさすがだなぁとおもいました。
さりげなく美咲に思いを寄せている永人の、美咲に対して献身的な中にも愛情も含めてるところが切なかったです。
美咲と永人が幼馴染のようで、それ以上のような距離感のシーンはドキドキしたし、永人を応援したくなりました。
「永人がゲイでよかった」と美咲に言われた時の永人の心情が切なかったですが、なかなか気づかない美咲にだんだんと永人が男らしく美咲にアタックしていくところがかっこよかったです。