ドラマ「ビーチボーイズ」の動画が1話から無料で視聴できる配信サービス

皆さんは、夏のドラマと言ったらどんなドラマを想像しますか？私は、断然ビーチボーイズです。私にとってはバイブルのような作品。
夏が来るたびに見たくなるドラマです。登場人物がみんな個性的で、ゆったり流れていく田舎町の日常がとても魅力的なものになっています。
中でも反町隆史と竹ノ内豊のとにかくかっこいいやり取りはこのドラマのみどころです。この二人のやり取りを見ているだけでも夏の暑さを感じられ、このドラマを楽しめました。
放送当時は、夏のドラマは視聴率は上がらないといわれていた中で大ヒットしたこの作品は、各エピソードとても作りこまれています。水泳大会や、花火大会、夏祭りなど、夏ならではのイベントを絡めたストーリー展開で、ドラマの中で流れる雰囲気がとてもいい作品です。
８月に放送されるエピソードでは、ビーチに訪れる人も、家族ずれや夏休み中の学生が多くでてくる設定になっていて、とてもリアルなエピソードに仕上がっています。
夏をテーマに進んでいくハートフルストーリーは夏が始まるワクワク感、夏が終わっていく切なさなどを感じさせてくれて、まるで一つの夏を全力で過ごしたような感動を与えてくれます。
『夏のある国に生まれて、私は幸せだと思う。だって、夏には夏だけの時間の進み方があるような気がするから』
このドラマの登場人物のセリフですが、今でもとても印象に残っています。

反町隆史さんが、女性に捨てられて行き場を無くした桜井広海を熱演していて、とても良かったと思いました。少しおしゃべり過ぎてうるさくて、鬱陶しい時もあるけれど、繊細で優しい心がある広海をうまく演じていたと思いました。
竹野内豊さんが、仕事でミスをしてしまってエリートコースから外れた鈴木海都を、いい味を出して演じていてとてもカッコ良かったと思いました。
この2人が、とにかく海と白Tシャツが似あっていて、大自然に溶け込んでいてイケメンぶりがさらに引き立っていたのにと思いました。2人が行き着いた民宿、ダイヤモンドヘッドがいい雰囲気を出していたと思います。
民宿の経営者で、堅物そうな和泉勝をマイク真木さんが、とてもいい味で演じていて、存在感があったと思いました。波乗りで、意地を見せる姿にグッときました。
広末涼子さんが、勝の孫娘の真琴を、初々しく自然体で演じていてキラキラしていて、透明感がすごくて可愛いかったです。田中好子さんが、さすがの演技力で母親役がはまっていたと思いました。
平泉成さん演じる海都の上司が、ペンションまでやってきてみんな自分の思うように好きにやりたい。でも出来ないんだ。お前は好きにやってお前が間違っていたんだっていうことを見してくれ、と言って彼なりのエールを送るシーンがとにかく胸にグッときました。
ただただみんなカッコ良くて、可愛くて素敵で最強のドラマだと思います。夏になると、いつもこのドラマを思い出してしまいます。

平成生まれの世代には「反町隆史」「竹野内豊」のダブル主演が実現した事がいかに凄い事だったか想像できないでしょう。
そこにあの「広末涼子」も加わったのですからヒットしないわけがないです。実際社会現象になりました。
しかしその功績は出演者の名前や肩書だけではありませでした。あらすじは割愛しますが、恋愛ものではありません。
「とある夏の海辺の民宿にイケメン二人がやって来た」これらのキーワードだけでもうあらかたの描写は思い浮かぶとは思います。
しかしこのイケメン二人、広海（反町）と海都（竹野内）は仲が良い訳でもなければ、そもそも知り合いでもありませんでした。
広海はクラスに一人はいるようなひょうきんな性格で、この民宿（ダイヤモンドヘッド）にアルバイトをしにやって来ました。
一方の海都は客としてやって来ましたが性格は非常にクールです。広海は海都と仲良くなろうとしますが、「放っておいてくれ！」と毛嫌いされてしまいます。
そんな関係の二人なのですが、私が一番好きなシーンは、海都が財布を失くした為、客室には泊まれず、広海の部屋で一緒になるシーンです。窓から星と海の見える部屋。
広海は海都と語り合いたいと、子供の頃にはまった「仮面ライダー」の話題を出して楽しそうに話しかけますが、興味のない海都はそっぽを向いて寝てしまいます。
諦めた広海は自身も寝てしまうのですが、実は海都は起きていて、そして堰を切ったように仮面ライダーについて勢いよく話し出すのです。本当にそのシーンが一番の見どころだと個人的には思っています。
ぜひ今の若い世代にも見て欲しい作品です。できれば「夏」に！
それはきっと何年経っても心の中で余韻として残っていて、そして毎年夏が来るたびにこの作品を見た時の気持ちを味わう事ができるからです。

反町隆史さんと竹野内豊さんのW主演だった「ビーチボーイズ」。性格も状況も違う二人が出会って同じ海の家で働くのですが、反町さん演じる広海のいい加減さも色々訳があるのが感慨深かったです。
最初はヒモをしていた男子でいい加減そうと思っていたけど、元水泳選手だったのが分かって熱中していた物が無くなると人って変わってしまうんだろうなぁと感じました。
また竹野内さん演じる海都は商社のエリートでしたが、海に来て自分を見つめ直していたので真面目な人ほど自然の力は大事～と思いました。最後はまさかの会社を辞めて来たし。
広海の方が行動力ありそうと思っていたので驚きました。性格が違う二人が仲よくなってやりとりしている様子が微笑ましかったです。ライダーマンの話で盛り上がったりしてたのも可愛かったし。
民宿「ダイヤモンドヘッド」の看板娘、真琴が広末涼子ちゃんでショートカットがめちゃくちゃ似合っていて可愛かったです。母親との確執があり祖父の民宿にいたのですが、居心地がいいところにいたくなるよなぁと思っちゃいました。
ラストは民宿のオーナーが海難事故に遭うので切ない気持ちになりましたが、みんなでもう一度民宿をやることになり希望が持てる形で終わったので救われました。

反町隆史と竹野内豊がかっこいいのはもちろん、広末涼子がとても良かった。複雑な家庭環境や自分の将来など10代の少女ならではのいくつもの悩みを内在し、不安定な表情を浮かべながらも、一方で未来しかない若者特有の希望も感じる。
この年頃の彼女を、この作品で切り取って映像に残せたことは素敵なことだったと思う。広海と海都にかまわれ、からかわれてぷーっとふくれる表情が最高にかわいいし、また女性ならこんなふうに2人に妹扱いされたい!と思うのではないだろうか。また、もう1人とても印象深いのがマイク眞木だ。
伝説のサーファーで車が大好きと、まるで本人そのままの役だが、それだけにこの役がこれほど似合う俳優はほかにいないのではないだろうか。
セリフも、役なのかマイク眞木本人が話しているのか判別しがたいほどにナチュラルだ。海辺にただいるだけで何とも絵になるし、ときおり見せるいたずらっ子のような笑顔も素敵で「きっと若いころは相当にモテたんだろうな」と思わせる。
反町隆史と竹野内豊、2大カッコイイ男性の物語が、なぜか現実離れせずにしっくりと見られる理由の1つが、実は「カッコイイのレジェンド」マイク眞木の存在にあるのかもしれない。