ドラマ「3年A組」の動画が1話から無料で視聴できる配信サービス

亀梨さんと山下さんの絡みのギャグ的な友達みたいな仲良しやり取りが見ていて楽しいです。亀梨さんの相手役女性はドライな性格だけど、その周りの菜々緒さん演じる女友人や男友人含め、ドライではなく明るくグイグイいく性格なのも、ドライ女性がそれに巻き込まれるというか、影響を受けるのを見るのが面白かったです。
運命の恋をゲットするまでの過程や努力を含めて、視聴者が亀梨さんを応援したくなります。初めは亀梨さん演じる男性を怪しんでいた女性が心を開いていく様が面白く、亀梨さん演じる男性も、初めは山下さん演じる役の指示通り動いていた感じがあったのに、だんだんアドバイスを含めつつ、自分で考えて自分の意思で行動や態度に示していくところも良かったです。
ボウリングデートで指輪を渡すのを亀梨さんが頑張るシーン、そしてそれを貰った女性が指輪をはめた状態で彼に見せてお礼を言うシーンがほっこりして好きです。
また、お泊りデートで受け身すぎても駄目だと言われた女性が、菜々緒さん演じる友人のアドバイスを頭に思い浮かべながら、自分なりにアクティブに動こうと頑張る姿が健気で可愛くて好きです。亀梨さんがジムの人に言い返した言葉もグッときます。恋に努力が垣間見れるのが良いドラマです。

今の時代だからこそ作り上げることのできたドラマだったように思えます。また、このドラマで、主人公の柊一颯先生を演じた菅田将暉さんの演技力が素晴らしいことがよく分かりました。
柊の目的が全く分からず、クライマックスに近づいても、視聴者には分からないように工夫されるなど、見ている側からすると、ドギマギさせられることが非常に多かったです。
スクール物語なのですが、今までにない斬新な構成だったように思えます。出演されている生徒の皆さんも、まさに「今どきの子」という感じがして、一人一人のキャラクターが際立つように丁寧に演出されていたと思います。
特に、ラストで柊の目的が明らかになり、柊が全てを話すとき、その一つ一つの言葉は、全ての日本人に届いて欲しいと思えるほど、今の社会をよく反映しているドラマでした。
クライマックスまでは、柊の目的が全く分からず、謎すぎるのですが、永野芽郁さんが演じた、生徒のうちの一人、茅野さくらの動向は大きなポイントでした。高校生は誰もが何かを悩み抱えているのかもしれません。
それを解決できずに卒業していく人が多いのではないでしょうか？茅野も他の生徒たちも何かを抱えていましたが、それを高校卒業まであと10日となった日に「人質」になったことから、どのように変わっていくのかが、見どころです。

こんなにも心に刺さるドラマを見たのは何年ぶりだろうか？昔「聖者の行進」や「この世の果て」など以来だと思う。でもこのドラマには救いがある。後味の悪さと芸術性、精神性はイコールではない。
最初の頃は、ハラハラドキドキのサスペンスで「何て刺激的なおもしろいストーリー展開！」とワクワクしながら見ていたら、先生が豹変！ここまでのが導入部に過ぎなかったとは！「はーい、今日からみなさんは人質になりました。」淡々と言う先生も日増しに衰弱していくし、でも目が輝いていて、先生の意図がわかるまで本当に怖かった。
中盤くらいまで「マッド ティーチャー」と思ってましたね！でもじっくりと見返していくと、先生は最初から嘘は一つも言っていないんです。後半からは本当のテーマが現れます。先生の言葉がとても大切な事を伝えようとしていたのが分かるとグッときます。
「何かを言ったり投稿する前に、グッと堪えて、ぐるりと想像して、ぱっと動く」「レッツ シンク！」
今の世の中は濁流の津波のように情報が溢れている。そんな中このドラマで先生が命がけで伝えようとしたことがとても大切な事だと思う。
たしかにこれはただのドラマだけど、ここのは真理が描かれ、たしかに存在する。最近のニュースでもSNSなどからの悪意の濁流に押し流された方が亡くなった。それを読んでこのドラマの事を思い出した。
きっとこの後もああ言う嫌な出来事は起き続けるだろう。でもこのドラマを見た人が一人ずつでも自分で考えるようになっていけば、少しずつでも世界は変えられると信じたい。

なんと言っても、先生役の菅田将暉さんの演技力と役作りに感動しました。話が進むごとに段々と痩せていくのですが、本当にすごく細くなっていっていて、心配になるほどでした。先生が本当はいい人なのか、極悪人なのか。というところが知りたくてどんどん見たくなり、一気にHuluで見てしまいました。
何か事件が起きると、人は、善悪、白黒つけようとします。証拠や目撃者を探して、情報を確実なものにしようとします。でもそれが全てデマだったらどうでしょう。
情報に一喜一憂される人々がいて、実際には、その場にいないはずのインターネットでつながっただけの人たちが好き勝手に発言し、当事者を傷つけます。
本来はたった二人もしくは一人の問題だったものが、ネットや噂話をで関係のない人にまで広がっていきます。影響力、繁殖力たるや、恐ろしいもので、それは人を殺す力を持っているということを伝えたかったドラマなのかなと思いました。
このドラマを見ている私もその状況を見ているインターネットで繋がっただけの人で、そういう私のような人間でも、身勝手な発言は刃物になり、それは何度も何度も人の気持ちを切り裂くんだ。というようなセリフがあり、とても心を打たれました。私もこれからの生活中で、気をつけようと思いました。

3年A組は好きなドラマの一つで、毎週展開が気になって楽しみにしていました。菅田将暉さん演じる3年A組の担任である柊先生が何を考えているのか最初はまったくわかりませんでしたが、回が進むにつれ柊先生の気持ちがよくわかってきました。
3年A組の見どころはやはり、柊先生の言動です。柊先生が生徒たちに伝えたいことは何だったのか、毎回心に響く大切な言葉を話してくれています。特に好きなシーンは、女子生徒が勘違いをして部活の顧問の先生が自分を陥れたと思いその腹いせで顧問の先生の悪口を動画にアップしてしまう事件の時です。
結局彼女の勘違いであることがわかったのですが、先生が本気で女子生徒に向き合って説教をしていたところに感動しました。そこまでやらなくてもいいのにと思うぐらいキツかったですがそれだけ感情がこもっていたということですし、全国の若者たちに見てほしいぐらいでした。
先生が体を張って伝えたかったこの事件に賛同して協力してくれる人が多かったのも先生の魅力だと思います。生徒役には今をときめく俳優さん達がたくさんいて豪華でしたし、このドラマは今のこのSNSが主流の時代にぴったりな教科書のようなドラマだったと思います。